Android電子黒板入門シリーズ1-widowsOSであることの弊害

タブレット連携

Windowsと電子黒板の弊害

現在の電子黒板は、WindowsOS上で動くものがほとんどである。今までの、学校教育がwindowsOSインフラで構築されているからかもしれないが、せっかくの大画面+タッチ機能を持っているにもかかわらずもったいないと感じることが多い。

WindowsOSで電子黒板を使うことの弊害をまとめると、大きくわけて3つある。

1.WindowsOSのUIはあくまでもマウス操作を前提としている

Windows8はタッチ機能を意識しているといっても、まだまだ、Windowsの歴史を引きついているため、右クリック、左クリックの文化をもっている。コピペといった操作も、マウスなら簡単であるが、やはり、タッチ操作に最適化されていないため、電子黒板操作では使いづらいと感じることもある。

また、デスクトップアイコンは左側に配列されているおなじみの画面だ。せっかくの大画面にもかかわらず、電子黒板上で左側のアイコンを神経質にクリックしないとならないことは意外と負荷がかかる作業だ。

アンドロイドOSは、当然タッチ操作のみを意識して作られたOSである。よって、こういった、コピペ、アイコンクリックといった作業は非常にやりやすいのは当然である。

2.タブレット連携の負荷が高い

現在のタブレットOSは大きくわけて、Androidか、iOSに大別でき、windowsタブレットのシェアは低いのが当然だ。AndroidOSで教室内を統一できることのメリットは、データ連携、相互間でのやりとりには非常にメリットがあるが、違うOS同士での連携は負荷が高く、連携ソフトが別途必要になるといったデメリットをかかえていることは認めざるを得ないだろう。

3.コスト

AndroidOSの価格は基本はフリーであるため、ハード自体の価格が当然おさえられるため、Android電子黒板の価格は抑えることが可能だ。また、最近は、タブレット向けのソフトが豊富にだされているため、そういったアプリケーション資産を活用できることは、多くの今後のメリットになりうるだろう。比較して、widowsソフトは有償のものがおおいため、なかなか投資判断が必要となる機会が自然と増えてくるであろう。

こういったメリット、デメリットを考慮しながら、電子黒板のOSを選ぶ必要がでてきたといえるでしょう。

当然widowsOSは歴史があり、その安定性、アプリケーションの品質の高さは一目を置かねばならない。しかし、新しい授業スタイルを検討して電子黒板を導入する場合、用途に応じては、Android電子黒板を導入を検討してみてもよいのではなかろうか?

電子黒板の魅力は、画面をタッチして授業を操作できること、拡大縮小ができること、さらには、ペンを使って時をかけることである。タブレット向けのソフトには、優れたペイントソフトが出ている。

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上の動画は、Paper by FiftyThreeというソフトであるが、現在のペイントソフトは、この手書きに近いレベルまでに向上してきているといえるであろう。

Android側にも似た動きがあり、黒板でできていた、チョークの微妙の濃淡も表現できるようになると電子黒板としての魅力がもっとふえてくるのではないだろうか。

電子黒板、通常の黒板といった区別の論議はおいておいて、実際に電子黒板が手書きの感覚に近づいていくという技術的な進歩は今後も継続してすすみそうだ。

デジタル化していく教育現場でわすれてはいけないことは、その中における、アナログな部分だ。これはどういうことかというと、

  • 考える
  • 話す
  • 議論する
  • 書く

といった、人間のコミュニケーションスキルの上達だ。その部分で、電子黒板というITインフラ上で、更に活性化できるのであれば、教育ICT化は、未来の子供たちを育てていく有効なインフラとなりうるであろう。

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