最近の電子黒板はかなり発達していて、いろいろな機能が付いています。いろいろな機能を使いこなすために、ツールバーには多数のアイコンが搭載されていることも多いでしょう。しかし、あまりにもたくさんあるとわかりにくくなってしまいますし、授業で全く使用しないアイコンなども出てくるので、使用する機能だけを選んでカスタマイズできるようになっているのが一般的です。
必要な機能だけを選んで搭載できる機能が付いている電子黒板であれば、無駄なものは一切省いて使いやすくカスタマイズすれば、間違って別の機能を使ってしまうというトラブルも防げます。このような教育支援システムが搭載されている電子黒板やタブレットを使うことで、より効率的な授業が可能になるのです。
機能が増えれば必ず便利になるというわけではなく、あまり電子黒板に慣れていないという人は、かえって分かりにくくなってしまうこともあります。そうならないようにするのがカスタマイズ機能なので、まずは授業で使用する機能のみを搭載するのが基本になります。
パソコン画面の映写も可能
電子黒板はただ文字を書き込むだけではなく、画像を映し出すことも可能になっています。画像は自分が撮影してきた写真、教科書などの資料だけではなく、パソコン画面を映写することも可能なので、基本的には何でも映し出せると言っても過言ではありません。特にパソコン画面であれば、たくさん教育に役立つ資料があるので教育に適しています。
例えば日本の地理を勉強しようと思ったときには、日本地図をパソコン画面を通じて電子黒板に映し出すことができますし、電子黒板に映し出した画面に文字を書き加えることもできます。都道府県名を記入する問題を出すときには、最適な勉強方法だと言えるでしょう。
余計な手間も省けて、効率的な授業をするには、電子黒板は欠かせない存在になっています。万が一書き間違えた場合にも、普通の黒板のように簡単に消せるだけではなく、チョークの跡が残るようなこともありませんので、常にきれいな画面を保つことができます。掃除も画面を時々軽く拭くだけなので、とても簡単です。
拡大だけではなく縮小も可能
電子黒板にはたくさんの文字や画像を表示できるので、映し出したときに画像や文字が小さくて見にくくなってしまう場合もあります。そんなときには拡大表示をして、より見やすくすることが可能なのですが、電子黒板は拡大表示だけではなく、縮小も可能になっています。
例えばすでに解説し終わった画像があったとしますが、もう使用しない画像であれば消去しても構わないでしょう。しかし、後で同じ画像を使用したいが、現時点では使用しないと言った場合、削除してしまうわけにはいきません。そんなときには縮小しておいて、また使用するときになったら拡大表示をして解説するという教育方法も可能です。
このように臨機応変に拡大や縮小を利用できるのが電子黒板なので、教育面で使用することによって、より分かりやすく効率的な授業ができます。特に図形や画像を多く使用するような科目もあるので、電子黒板を導入しているかどうかで生徒にどれだけわかりやすく解説できるかという点も変わってくるでしょう。
スクロール機能を有効活用する
電子黒板にはスクロール機能が付いているのですが、このスクロール機能はとても便利なのです。電子黒板に文字を書くスペースがなくなったら、スクロールをしてスペースを拡大することができます。そうすることで文字を書くスペースを確保することができるのですが、通常の黒板では一度消さないといけません。
しかも1度消してしまうと、一般的な黒板ではまた最初から書き直す必要が出ているのですが、電子黒板であれば保存することができるので、保存データを削除しない限り、書き直す必要はありません。しかもスクロール機能を使えば、保存することなく端に寄せておき、必要なときにまたスクロールして表示すればよいのです。
教育現場では黒板にたくさん書かなければいけないこともありますし、写真やグラフなどを表示する必要も出てくるので、かなりのスペースが必要になるのです。このようなスペースを得るためには、やはりスクロール機能を使用するのが最も有効的な方法だと言えるでしょう。