電子黒板とは
電子黒板とは書いた物を保存や印刷ができるインタラクティブホワイトボードのことを言います。
大きさや機能は様々であり、高機能なものになると電子黒板とパソコンの双方向に操作ができるインタラクティブホワイトボードと呼ばれるものがあります。
このインタラクティブホワイトボードは教育現場やオフィスなどで広く活用されています。
電子黒板の普及率
文部科学省の発表したデータによると、平成25年3月現在で公立の学校の約75%に電子黒板が導入されており、電子黒板のある学校の割合を見ますと佐賀県が一番多く95.0%となっており東京都は82.2%でした。
導入台数を見ますと、平成25年3月現在で72,168台導入されており、前年度は64,356台でした。
一年間で7,812台増加しています。
普及の機会を迎えた電子黒板
ですが、年々増加している導入件数は、電子黒板にはデメリットを補って余りあるメリットがあるということのあらわれと言えるのかもしれません。
日本教育情報化振興会が平成26年6月24日に発表した全国の公立小中学校を対象にしたアンケート調査によりますと「すべての教室に、大型提示装置(電子黒板、インタラクティブホワイトボードなど)を設置すべきである」という問いには85.6%が「強くそう思う」又は「そう思う」という回答でした。
また、「電子黒板やプロジェクタ等の大型提示装置やデジタル教材の導入で、よりわかる授業を実施できるようになった」という問いには全体の77.2%が「強くそう思う」または「そう思う」と回答しました。
この数字からも電子黒板の整備は強く望まれていることがうかがえます。
教育現場だけなく、オフィスへも普及
ところで、電子黒板は教育現場だけでなくオフィスでも活躍の場を広げています。
オフィス利用では会議以外の場でも、例えばグループウェアのスケジューラを表示させておくことで、社員のスケジュール共有のツールとして利用したり、TODOや目標を表示させて認識を共有するなど、リアルタイムで情報共有を行うツールとしても利用できます。
従来、ホワイトボードや紙、メールなどで行っていた情報の共有を電子黒板に変えることで、それまでの人の動きや意識が変わり、ビジネスに大きな変革をもたらすかもしれません。
こうしたことから、電子黒板は情報を迅速にかつ効率的に共有できるツールとして、教育現場だけではなく今後のビジネス展開にもなくてはならないツールとなっていくのではないでしょうか。