電子黒板に関する基本解説記事

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電子黒板とはすなわち、ハイテクな黒板あるいはホワイトボードのことを言います。
とは言っても機能や形状、大きさは多種多様なものがあります。

簡易なものだと、子供のお絵かき用や家庭でメモを取るのに使うような、書いた物を電子黒板自体に保存できるだけの単純な機能しか持っていません。

しかし、多機能なものになると、パソコンやタブレットなど他の電子機器と連動させてあらかじめ用意しておいた文書や画像などを表示したり、電子黒板で書いたものを保存したり印刷するのはもちろん、電子黒板から電子機器を操作するといったことが可能な機種もあります。

こういった電子黒板と電子機器の間で双方向のデータ通信を可能にする高性能な電子黒板は「インタラクティブ・ホワイトボード」と呼ばれ、教育現場やオフィスなどで広く利用されています。
従来の黒板やホワイトボードは、新しく何かを書くためには既に書かれているものを消す必要がありました。しかし電子黒板は、既に書かれているものはデータや紙として別媒体に半永久的に残すことができる。
この点が、電子黒板の一番のメリットといえるでしょう。もう少しくわしく、電子黒板を解説します。

電子黒板の誕生秘話

日本の学校教育では従来から「黒板」が使われてきましたが、IT技術の進歩により教育の現場でも黒板の姿が変わろうとしています。そこで登場したのが「電子黒板」です。電子黒板とは、描いた内容を電子的に変換することが可能なホワイトボードのことを指しますが、コピーの取れるホワイトボードから大画面薄型テレビまで幅広い機器を含みます。

例えば、フィルム型と呼ばれる方式では、ホワイトボード部分がフィルム状になっていて、巻き取ることで複数面に書くことができる。巻き取り部にイメージスキャナが固定されていて、紙面がいっぱいになったページは巻き取った際にスキャンされて備え付けのプリンタから印刷できるようになっています。ビジネスの場ではよく使われている方式で、紙に書き写す手間が不要になり、商談やプレゼンテーションに専念できるメリットがあります。

プリンターに留まらず、パソコンとの相互作用を可能にした電子黒板を特に「インタラクティブ・ホワイトボード」と呼び、ホワイトボードがプロジェクタ用のスクリーンであると同時にタブレットの役割を果たします。最近では 大画面薄型テレビ型のディスプレイを使った電子黒板も登場し、映像を映すだけでなくタッチパネルとして画面上に書き込みを行うこともでき、従来の黒板とパソコン、映像機器などが一体化した新しいデバイスとして注目を集めています。

電子黒板の種類

デジタル感圧型

指でもスタイラス(先の尖った棒状の筆記具)でも描くことができる使うことができる電子黒板です。

電磁気型

タブレットと同じ方式で、専用の電子ペンやスタイラスで描くことができますが、それ以外のもの、たとえば指などは使用できません。

レーザー型

マーカーやスタイラスについている反射板がレーザー光線を反射することで位置を検知して描く方式です。CMOSカメラを使用して、指やスタイラスで位置を検出するものもあります。

赤外線・超音波型

赤外線で指やスタイラスの位置を検出する方式や、専用電子ペンが発する超音波で位置を検出する方式があります。

光学・赤外線型

ホワイトボード表面を指やマーカーで押すと光学センサーが働いて位置を検出する方式です。特別な専用ペンは不要で、指で操作できるのが便利です。赤外線センサー方式では、複数点のタッチができる利点があります。

学校での利用

すでに欧米では上記のような「インタラクティブ・ホワイトボード」の学校への導入が進んでいます。教育ビデオに限らず、コンピュータで表示できるものならWebサイトなどを映して生徒に見せることができます。「オブジェクト」を使用できる機種では、指先で操作することにより生徒の視線を集めながら集中力を高めることが可能になり、教材作成も容易です。

従来、三角定規やコンパスとチョークを駆使して板書していた苦労から、教師も生徒も解放されます。視覚から入る情報は記憶の定着度が高く、学習効率が上がることも期待されています。教師がホワイトボードに描いたことを記録しておき、後で生徒に配布することもできるので、復習にも役立ち、授業を欠席した生徒にとっても非常に有用です。さらには、ホワイトボードへの記録と教師の音声録音を同時に行うことで、授業を再現するVTRを作ることも可能になります。まるでテレビの録画さながらの教材作りが簡単に実現できるのです。

日本の学校では、映像を投影するプロジェクタタイプだけでなく、大画面薄型テレビ型のディスプレイを使用した電子黒板の導入が進められています。電子黒板は黒板とは違ってチョークを使用しないので、チョークの粉塵が原因で起こる気管支炎など人体への影響が皆無であることもメリットです。既に2013年11月には、沖縄県石垣市の公立小中学校全校の全教室に電子黒板を導入され、2014年3月に、佐賀県も公立小中学校の全普通教室に電子黒板導入へとのニュースが流れました。

オフィスでの利用

オフィスでは専ら、電子黒板やインタラクティブ・ホワイトボードが議事録の代わりとして使われることが多いようです。例えばプレゼンテーションの場面では、プレゼンテーションソフトと組み合わせて使い、その場での手書き要素も用いることで単なるスライドショー以上の効果を発揮することができます。

スライドショーへの直接手書きを保存できる機種もあるというのだから、大幅な時間短縮と正確な情報共有に役立つことが期待できます。出張先の企業でもインタラクティブ・ホワイトボードがあれば、遠隔データ会議とインタラクティブ・ホワイトボードを併用することで出張が不要になり、移動コスト削減やCO2削減にも貢献できることになります。昼休みの消灯や残業抑制など消極的な経費削減だけでなく、ITの有効活用に目を向けた設備投資も必要な時代と言えます。

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